リトリートとは、もともと避難や隠居などの意味を持ちますが、
最近では仕事や家庭などの日常生活から離れた場所で、自分自身と向き合うことや、
新しい体験をすることにより意識を広げたり、リラックスしてくつろぎ、疲れを癒すなどのプログラムを指します。
主に自然豊かな環境で行われることが多いですが、
今の状況下でリゾートに旅することは、なかなか難しいと思いますので、ご自宅でも行うことができるようなアイデアを何回かに分けてご紹介していきますね。
まず、はじめにリトリートの多くが自然豊かな環境で行われるということに注目してみます。
それは多くの人が自然界から癒しやリラックスがもたらされることを、
本能的に感じている(知っている)からなのでしょう。
逆を言えば、人類の多くが自然界と切り離される(自然を感じるという行為をしなくなってきている)ことにより、疲れやストレス、孤独感などを感じやすい環境に置かれているとも
言うことができるかもしれません。
日常的に私が行っていることで、今日すぐにでも生活に取り入れることができるものをご紹介したいと思います。
*太陽の光を浴びて深呼吸
*月の満ち欠けや星の動きを意識する
*公園やアスファルトの間に咲く、季節ごとの花の移り変わりを感じる
*木々や花、鳥などに話しかける(心の中で)
*鳥たちの歌声に耳をすませる
*雲の動きや木々のそよぐ様子、風の流れを感じる
など、これらはリゾートに行かなくても、普段の生活の中で感じられることばかりです。
自然界とのつながりは、ここではないどこかへ行かなくても、毎日の暮らしの中にあり、
癒しや元気をくれるものは、いつでもそばにあるんですよね。
そうすると、太陽にも、鳥たちにも、木々や花たちにも、小さな虫たちにも、
「あなたが存在してくれてありがとう」という感謝が、毎日の暮らしにあふれてくるのです。
次回はもう少し手をかけたアイデアをご紹介しますね。
文・写真 EIKO