前回に続き、癒しや元気を与えてくれる自然界のエネルギーを生活に取り入れるアイデアのうち、今回は少し手をかけるものをご紹介しますね。
春はたくさんの薬草に出会える季節です。
どこにでもある身近な薬草のうち、馴染み深いものに「よもぎ、どくだみ、すぎな」があります。嫌われることも多いのですが、いずれもとても薬効の高い植物たちです。
それぞれの詳しい薬効成分は紹介されているサイトがたくさんありますので、
気になる方はご覧いただくとして、実際に私が活用しているアイデアをご紹介します。
*お茶として・・・摘んできたものを風通しの良い日陰で乾燥させたものをそのまま、または普通のお茶にブレンドしていただきます
*ティンクチャー(チンキ)・・・薬草をアルコール度数の高いものに漬けておき、
蒸留水や精製水で薄めたものをお化粧水、ミストスプレー、かゆみ止め、虫よけなどにしています(濃度は用途によって変えています。アルコールにかぶれやすい方は薄めをおすすめします)
*薬草袋・・・薬草をいくつかブレンドしたものを袋に入れ、靴箱、クローゼット、マスクの内側などに入れて防虫・消臭・リラックス効果など
*ハーブボール・・・薬草を数種類ブレンドしたものを布でボール状にくるみ、温めたものをマッサージやツボ押しに
*薬草風呂・・・数回使用した薬草袋やハーブボールを、最後はお風呂に入れます
など、まだまだたくさんありますので、レッスンの中でもお伝えしますね。
薬草を摘むときに私がいつもしている儀式のようなものは、
摘ませてもらう前にまず、あなたのいのちを少しわけてね、と許可をもらいます。
喜んで分け与えてくれますので、1本から葉を2~3枚だけ、少し離れたところからまた2~3枚、というようにその植物のいのちが続くよう、感謝とともにいただきます。
お庭や散歩で見かけたら、ぜひ気にしてみてくださいね。
植物の中には毒性のあるもの、かぶれを起こすものもありますので注意してください。
文・写真 EIKO