人生において、選択に迷うことがたくさんありますよね。
過去記事にも書きましたように、
「どうするべきなのか」「何が正しいのか」という基準で判断することに疲れ果てた時、
もうそういう生き方を一切やめて、全て自分で決めて、どんな結果になろうとも、
それも全て引き受けるようにしてからは、人生への姿勢が大きく変化していきました。
簡潔に表すなら「とても納得いく人生」になったように感じています。
それは何もかもが思った通りに運ぶという意味ではなく、
自分の心からの思いを大切にするという感覚でしょうか。
ですから、結果には執着していません。
息子が進路に迷って、なかなか決められないことがありました。
普段、子どもたちの進路や勉強、成績などについては一切口出ししませんが、
その時は翌日に回答期限が迫っていたため、少しだけラインしました。
「おそらく、迷っているのは選択肢Aのメリット・デメリット、選択肢Bのメリット・
デメリットをあれこれ並べて、ここはAがいいけど、この部分についてはBがいいとか
やってるんだろうけど、それをやっている限りずっと答えは出ないと思う。
まずはたったひとつだけ、これだけは誰に何と言われようとも絶対に譲れない、という
自分にとって一番大切なことは何なのかを決めてみて。
そしたら自動的にAかBかは決まるでしょ。
あとは自分で決めた選択と、自分自身を信じて、
その一点に集中して全力を注ぎ、選ばなかったもののことはすっぱり忘れよう」
なんと5分で決まりました。
あんなに1週間以上、うんうん悩んでいたのに(笑)
そう。
私たちは損得勘定をしたり、社会のルールに沿うように、という基準で判断しようとする時に迷います。
でも、
人生において本当に大切にしたい事を、たった一つだけ選ぶ時、そこに迷いはありません。
そして息子は悩んでいたことすら忘れ、心から納得のいく人生を生きています。
文・写真 EIKO